偽装されたSDカードとは何ですか?

偽装SDカードとはパッケージ記載の容量や速度など、規格上のスペックを満たしていない非正規な製品のことです。
正規製造メーカーの名前を無許可で使用されている場合もあり、見た目での判断が難しい場合もあります。

偽装SDカードの種類

偽装SDカードには3つの種類があります。

  1. 容量偽装SDカード

  2. ブランド偽装SDカード

  3. スペック偽装SDカード

容量偽装の特徴

1TBや512GBなどの大容量と表示しているが、表示されている容量上限まで「データが保存できない」「新しいデータを書き込むと古いデータが消える」「保存していたデータが破損する」などの特徴があります。

例: 512GBと表記されているがハードウェアとしては32GBの容量しかない。

容量偽装をしているSDカードには書き込みを無視するタイプと上書きするタイプがあり、動きの特徴については下記をご確認ください。

種類

動きの特徴

正常

正規SDカードの動作を説明
正常なSDカードは書き込み可能な容量までダウンロード可能です。

容量が空いている分だけデータを保存、読み込みすることができます。

書き込みを無視

書き込みを無視する偽装SDカードの動作を説明
本来の容量を超えた領域への書き込みは無視されます。

空き容量があっても容量不足となりダウンロードが完了しない、または不完全なファイルが保存されます。

上書きする

上書きで動作する偽装SDカードの動作を説明
容量を超えると本来の領域へ新しい情報を上書きしていきます。

保存されているデータを上書きするため、先に保存されていたデータは「破損」「消失」し利用できない状態になります。

ブランド偽装の特徴

有名ブランドの製品であるかのよう装っています。
文字のフォントや印刷状態が正規品と僅かに異なっているなどの特徴があります。

スペック偽装の特徴

規格や速度を偽装し、性能の良いものであるかのように装っています。
期待していた通りの速度が出なかったり、製品寿命が早く尽きるなどの特徴があります。 

偽装SDカードを判別する方法はありますか?

製造メーカーによっては本物かどうか確認できるウェブページやアプリを用意している場合があります。
不審な点がある場合、製造メーカーにお問い合わせください。

・メーカーのサポート例

製造メーカー

サポート例

SanDisk®︎

問い合わせフォームが用意されておりシリアル番号等を入力し確認することができます
https://support-jp.wd.com/app/askweb

容量偽装やスペック偽装の有無をチェックできるアプリをご活用ください。
※弊社では特定アプリを推奨したり、利用方法などのサポートは行っていません。

SDカードの動作が安定しない場合

利用されているSDカードの動作に不審な点がある場合、以下の事をお試しください。

  • メーカーやサイズの異なる他のSDカードに変更し、同じ動作を試してみる
    変更できるSDカードがない場合、内部ストレージを保存先として設定し同じ動作を試してください

  • 製造メーカーに問い合わせる

  • 製造メーカーが不明な場合は購入店舗へ問い合わせる

SDカードは消耗品です。
長期間にわたりご利用されている場合、製品的な寿命にもご注意ください。

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